過疎化が進んだ国産SNSで彼女を作るつもりがセフレにされていた話

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数年前のことです。

彼女が欲しくて様々なSNSを利用していましたが、一長一短があるので相手のタイプによって使い分けることを思いつきました。

過疎化しているmixiのコミュニティから出会いを探しました

どうせ彼女を作るなら趣味合う人がいいからと、mixiのコミュニティを利用することにしたのです。

mixiは一世を風靡した国産SNSですが、X（旧Twitter）や、Face Bookなど海外SNSの台頭で完全に過疎化しています。

ただし、趣味や共通点を持った人の集まりであるコミュニティでは今も細々とオフ会募集が続けられているケースがあり、Xなどになじめなかった人が戻って活動を続けている状態です。

人が少ない分身内感があり、出会い目的として警戒されにくいのが長所です。

mixiには無数にコミュニティがあるので、好きなファッションブランド、ジャンルのコミュニティに参加し、今もmixiで活動しているメンバーを探してそのうちの一人とコンタクトをとることにしました。

ネット上なので実年齢はわかりませんが、顔を隠して今日の服装をUPした画像、日記などの記載情報から東京近辺で働いていること、ファッションデザイナーを目指していることわかりました。

まずは日記に服が似合っているといったコメントを残し、相手が話しやすいように自分のアカウントでもファッションに関連する日記をアップロード、反応を待つことにします。

見事に相手が反応したため、1～2ヵ月くらいは日記のコメント中心にやり取りを続けます。

マッチングアプリなどではないので、月額料や利用料がかからないのはちょっとした長所です。

お互いに興味を持ち、少なからず悪く思っていないのだなぁという雰囲気が出たころに、近々東京に行く用事があるから会ってみないかと打診しました。

相手の返信はなく、ふられたかなと思った頃にメッセージが届きました。

実は彼女は彼氏がいて、別れるかどうか迷っていること、会ったら恋愛対象として見てしまいそうといった内容が書かれていたのです。

お互いが好きなファッションブランドのショップを見て回るデート

私はそれでもかまわないと返事をして、デートの日程などを決めていきました。

地方在住なので、東京には新幹線で2時間ほどかかります。

デート当日、待ち合わせ場所に現れた彼女は、いつも日記にUPされるようなフリルトレースにあふれた服を着ていました。

顔は初めて見ましたが、あまり整っているとは言えません。

ただ、許容範囲内ですし、彼女が欲しいという気持ちの方が優先だったので、「写真で見るより可愛い」とほめて、軽い食事から、お互いが好きなファッションブランドのショップを見て回る流れになりました。

正直、同じジャンルのファッションを好きと言うこともあり、話は弾みました。

ファッションが個性的なので、メルヘンチックなことを言ったり、突拍子もない話題を振られることもありましたが、気にならない範囲です。

実際に会って気が合うということが分かったので、ネット上の情報ではなく、お互いの年齢や電話番号を交換するようになり、20代半ば、ファッションデザイナーの卵としてとある会社でデザイナー助手をしていることがわかりました。

話題は盛り上がったのですが、盛り上がりすぎたのか今度は彼女から今の彼氏の愚痴が大量に出てきました。

なんでも束縛癖が強く、最初は愛情だと思っていたのが重くなってきたとのことです。

結婚を考えていたが、気になる人が出来たので本気で別れようか迷ってるとも言われました。

そこに「私ならそんなことはしないなー」といった返事をしたところ、夜も遅くなってきているのに「もう少し一緒にいたい」と言われ、そのまま軽く夕飯を食べることに。

お酒も入った彼女から、私がとったホテルの部屋を見てみたいという声がかかり、一緒に部屋に行くことになります。

一応、女の子を連れ込んでもいいように、駅前の結構良い目のホテルを取っていました。

彼氏になるからと言ったのに・・・

ベッドに座って雑談をしていたのですが、やがて彼女からボディタッチをしてきたので、「私が彼氏になるから」と言って、SEXをしました。

本当に彼氏彼女になるつもりでしたし、久々に彼女が出来る可能性があるということで私もテンションが上がっていました。

SEXを終えてそのままホテルに泊まるのかと思っていたのですが、明日仕事があるからと彼女は家にかることになり、私は一人で夜を明かして帰ることになります。

その後、彼女から彼氏に対する愚痴はなくなり、「予定があくから会いたい」「デートしたい」などの連絡が入るようになりました。

個人的にはもう付き合う気でいましたし、実質彼氏みたいなものだと思っていたので、出来る限り彼女の予定に合わせて東京にデートに生きました。

その度にSEXをしていて、彼女からもよく求められたので体の相性も良かったようです。

そんな生活が数ヵ月続いた後、また彼女から彼氏の愚痴が出るようになりました。

もう、彼女は元カレと別れて私と付き合うことが決定していたと思ったので、寝耳に水です。

彼女はデザインの仕事を任されるようになり、結婚について真剣に考えるようになった結果、彼氏との関係を見直すようになったということです。

なぜ私ではないのかと聞いたのですが、「彼は両親と面識があるから」とばっさりです。

結局、彼女は私のことを浮気相手、セフレくらいにしか見ていなかったことがわかりました。

こちらは年齢的に真剣な結婚相手が欲しいと思っていた時期でしたし、信頼関係が崩れてしまうと今までのように彼女を許容することができなくなりました。

日記のコメントなどのやり取り頻度が減り、やがて彼女から連絡や日記へのコメントがゼロになり、関係は自然消滅することになります。

もっといい女を探そうと思いましたが、結果的にセフレが出来たことにもなるので不思議な気分でした。