マッチングアプリで中学時代の一軍女子と再会した

20歳になった頃、周りの友達は恋人が出来たりしている中、俺は恋愛経験が全く無かった。
全くだ。
女子と手を繋いだことも無いし、デートをしたことも無い。
俺はそんな自分に焦り、マッチングアプリをインストールした。
マッチングアプリで知り合った子をデートに誘った
早速何人かとマッチングした。
その何人かとメッセージをしていくうちに、一番好みの女の子を絞ることが出来た。
住んでいる場所も割と近くて年齢も同じ20歳。
プロフィールの写真は加工してありそうだったがそれでも一度会ってみたいと思った。
その女の子の名はリサ。
アプリのプロフィールにはカタカナでそう書いてあった。
メッセージで少しやり取りを重ねた後、俺は勇気を出してリサをデートに誘ってみた。
人生で初めて女の子をデートに誘ったので、返事にドキドキしていたが、リサは思った以上にあっさりと了承してくれた。
マッチングした女性は実はクラスメイトだった
そしてデート当日。
俺は家にあった1番デートに適していそうな服を着て、待ち合わせ場所に30分早く到着した。
すると、数分後に見た事がある女の子が近くをうろうろし始めた。
その子は中学時代のクラスメイトの女子だ。
クラスの一軍ボジションに位置する女子だった。
俺なんかがほとんど話したこともない女子だった。
しかし、ここで俺はふと思い出す。
その女子の名前は理沙。
そう、俺は中学時代のクラスメイト理沙とマッチングしていたのだ。
俺もプロフィール画像に自分の顔をしっかり載せているわけでは無い。
てかほぼ話したことの無い俺のことなど覚えていないだろう。
恐らく理沙は俺のことに気付いていない。
気付いたとしてもデートしてくれるわけないし、これは帰った方がいいか?
理沙「あれ?○○くん?中学の時一緒だったよね?」
一瞬でバレた。
理沙「あ、○○くんもしかしてマッチングアプリ?笑」
俺「う、うん、どうする?」
理沙「せっかくだし二人で遊ぼうよ」
あの時の一軍女子理沙と、突然2人きりでデートすることになった。
それにしても理沙が俺のことを覚えていることにビックリした。
俺「てか俺のこと覚えてるんだね」
理沙「クラス一緒だったじゃん!覚えてるよ」
俺「でも、ほとんど話したことないし」
理沙「今日いっぱい話そうよ、実は私○○くんと話したいな〜って中学の頃思ってたんだよ?」
俺「ほんとに?」
理沙は想像以上に優しかった。
それから、理沙と2人で栄えた街を散歩した。
アイスクリームを食べ歩きしたり、服屋で服を選んでもらったり、しっかりデートだ。
気が付けば、俺は理沙に対して緊張しなくなっていた。
今、中学の頃では考えられない時間を過ごしている。
夜になると、夜ご飯を一緒に食べることになり、近くの飲食店に入る。
夜ご飯を食べながら、俺と理沙はお互いの中学時代の話をしていた。
クラスは同じだったが交わることが無かった俺と理沙。
それでも同じ中学というだけで会話は楽しく盛り上がった。
こんなにすぐ仲良くなれるなら、中学時代からもっと話していれば良かったと思った。
夜ご飯を食べ終わると、俺と理沙は「またね」と言って解散した。
きっかけは彼女の方からだった
理沙とは連絡先を交換することも出来て、俺は有頂天だ。
こんなにも上手く行くとは思っていなかった。
俺と理沙はこの日を境に、何回かデートを重ねるようになった。
デートを重ねていくうちに、俺は理沙に惹かれていった。
俺は何事も経験値が少なく、知らないことも多いし出来ないことも多い。
それでも理沙は、そんな俺に優しく接してくれた。
俺は理沙に告白したいと思うようになったが、そこはなかなか踏み出せずにいた。
しかし、とあるデート中に理沙が口を開いた。
理沙「○○くん、私と付き合ってくれないかな?」
俺「え?」
理沙「私、○○くんのことが好き!ほっとけないの」
俺「俺も理沙ちゃんが好きです」
告白さえも理沙に助けられたが、俺と理沙はこうして付き合うことになった。
初めてのマッチングアプリで奇跡的な再会をしたのだが、その相手は自分にとっては意外すぎる人物だった。
いつどこで誰と何が起こるか分からないなと思わされた経験だ。
女性に縁がなかったヨシキさん、マッチングアプリである女性と会うことになります。
待ち合わせに現れたのは同じ中学でほとんど話したこともなかった一軍女子!
デートを重ね、無事付き合うことになりました。
本当に良かったですね!マッチングアプリは時にはこんな運命的な出会いを運んできてくれます。